2016年5月よりTOEICの問題形式が変わり、私自身は新形式2回目の2016年6月のTOEICを受験しました。
試験を受けた際の問題と、公式問題集から時間配分と難易度変更の分析を行いました。
今回は新形式の変更点と適切な時間配分についてお伝えできればと思います。
Part5. 短文空所補充問題
【新形式での変更点】 問題数が40問→30問に減りました。 今のところ難易度に大きな変更はないように思います。
【時間配分の調整】 形式変更前:40問で13〜15分 形式変更後:30問で9〜10分
問題の難易度によって時間配分は多少変化しますが、 基本的には9分で解くことを目標に進めると良いです。
ここで1分でも多く確保できると、Part6とPart7を解く際に余裕ができるため、 十分なトレーニングを積んで、素早く正確に解く練習をしておきたいところです。
Part6. 長文空所補充問題
【新形式での変更点】 問題数が12問→16問に増えました。 変更前は単語を選び空所に補充する問題が全てでしたが、 文を選び追加する問題が新しく4問追加されました。
【時間配分の調整】 形式変更前:12問で6分 形式変更後:16問で9分
新しく追加された文選択の問題は、文脈をしっかり把握することで比較的解きやすいと思います。
しかし、選択肢の文を読む時間が増えたため、多めに時間を確保する必要があります。
Part7. 長文読解問題
【新形式での変更点】 問題数が48問→54問に増えました。 また、3つの別々の文章を読み設問に答える『トリプルパッセージ問題』が新設されました。 形式変更前:ダブルパッセージ文章数:4 設問数:20(各5問) 形式変更後:ダブルパッセージ文章数:2 設問数:10(各5問) トリプルパッセージ文章数:3 設問数:15(各5問)
【時間配分の調整】 形式変更前:48問で54〜56分 形式変更後:54問で56〜57分
新形式になり、Part7の分量が増えました。そのため、リーディングのスピードがより重視されるようになっています。
ダブルパッセージの問題数は減り、トリプルパッセージの問題が追加されたため、本文の量が全体的に増えています。
ただし、2016年6月21日に実施された新形式2回目の問題では文章の量が少なめだったので、比較的時間内で解きやすかったかと思います。
新形式に変わったばかりですので、定期的に受験をしつつ様子を見ながら目安時間の調整を図る必要がありそうです。
TOEICのリーディングパートは問題量が多く、時間が少ないため、適切な時間配分を見つけ、効率よく解き進めるためのトレーニングを確立していきたいと思います。