中学生のときに単語カードを作成するだけで満足してしまって定期試験までに覚えきれなかった私が、「こんな勉強方法があったらな」と思えるものを開発しました。
なぜ単語の復習が必要なのか?
英検で新しい級を受ける場合、ひとつ下の級の単語を覚えているかどうかがとても重要です。
ひとつ下の級の単語の中で忘れてしまった単語がある場合、点数が伸び悩むことがあるため、できる限り完璧に覚えてから次の級に進んだ方がよいです。
また、定期試験前に、今学期学んだ英単語を復習することはテストの成績をアップさせる上でとても重要です。
従来の単語学習で手が届かなかったところ
当校では単語を覚えるために、オリジナル開発のアプリを使っています。
従来の紙を使った単語学習に加え、アプリによって単語の発音を聞き取るトレーニングをすることで、
中学生、高校生の単語記憶力がアップしたのみならず、小学校低学年の生徒も積極的に取り組んでくださるようになりました。
しかし、問題は単語の暗記セットの中に、すでに覚えてしまっている単語が含まれることです。
【英語コラム】英単語帳を買ってはいけない理由でご紹介した通り、新しい級の単語に挑戦する際に知っている単語がある程度含まれることは学習効率を上げます。
それに対して、復習の場合、忘れてしまった単語のみに絞ったとしても、初めて見る単語が少ないため、効率はよくなります。
そのためにはすでに知っている単語はスキップして、忘れてしまっている単語だけの単語セットを作って勉強したい。
生徒ひとりひとりが自分で覚えるべき単語とそうでない単語を選別し、単語帳を効率よく作って勉強する。
これを実現するために、新しいアプリの機能を開発しました。
新しい単語復習方法
効率よく生徒ひとりひとりのオリジナル単語帳をつくるために、次のようなシステムを開発しました。
はじめに英単語を見て、意味がわかるか確認します。(手書きで入力します。)
覚えている単語はスキップします。
忘れていた・知らなかった場合は覚えるリストにストックしていきます。
このストックした単語から自動的に単語暗記用のプリントが作成されます。
単語暗記アプリにもデータとして追加され、
アプリでも紙でも単語暗記ができるようになります。
新しい方法の成果
この方法で復習を行ったところ、
小学校低学年の生徒で
従来は1時間あたり50単語の復習でしたが、
現在は1時間300単語の復習ができるようになりました。
なんと6倍。。。
生徒に好意的に受け入れてもらえるかどうかは、今後様子を見ながら調整していきたいと思います。
自身の失敗経験から
私は中学生のときに挫折したことがあります。
それは単語カードをつくり、めくって単語を覚えることです。
定期試験で覚える単語を全てカードに記入していると、カードが出来上がるころには定期試験直前。。。
結局覚えきれずに定期試験突入。。。そして悲惨な結果に。。。笑
自分の生徒にはそういう状況に陥ってもらいたくないと思います。
オリジナルの単語帳を作ることはとても重要です。
自分で学ぶと決めたことは責任感が生まれ、勉強の効率はアップするからです。
今後も継続的に指導方法のブラッシュアップを行い、
より効率良く、効果的な学習方法の開発に努めていきたいと思います。