小学生の英会話の授業でこんな質問をしました。
私:「What do you do on your weekends? (週末は何を過ごしていますか?)」
生徒:「I usually go shopping on my weekends.」
素晴らしい。この返事の時点で英検3級の二次試験(面接)はクリアです。
ただ私の場合、もう一段階掘り下げますw
私:「What kind of shop do you go?(どんな種類のお店に行きますか?」
すると、すこし戸惑っていました。
私:「質問の内容は理解できているかな?」
生徒:「はい。でも雑貨屋さんって英語で何て言えばいいのかわからなくて。。。」
なるほど。雑貨屋さんは英語で"general store"です。
しかし、これを教えるのは授業の最後です。
なぜかというと、わからない単語があったとしても自分の知っている単語だけで英語を話す力を養ってもらいたいためです。
代わりにこんな質問をします。
私:「雑貨屋さんってどういうところ?どんなものを売っているの?」
生徒:「文房具とか、アクセサリーとか。。。」
私:「じゃあそういうものを取り扱っているお店って英語で説明できるかな?」
生徒:「The shop has accessories and .... 文房具って何て言うのかわからない。。。」
私:「文房具って例えばどんなものがある?」
生徒:「鉛筆とか消しゴムとか。。。」
私:「英語で言えそう?もし言えるならそれで説明するとスムーズかも。」
生徒:「The shop has accessories, pencils, erasers, and so on.」
私:「よくできました。」
英語を話す時、母国語と英語の知っている言葉の数には差があります。
今回のレッスンでは、彼女は「雑貨屋さん」と「文房具」という言葉を、日本語では知っていましたが英語では知りませんでした。
英会話がスムーズにできない原因の1つに、このような知っている単語の差があります。
今回、「雑貨屋さん」という言葉は、説明しやすい言葉「アクセサリーや文房具を取り扱っているお店」に変えました。
「文房具」という言葉は、具体的なもの「鉛筆や消しゴムなど」に変えました。
英語で説明しやすい表現に変える方法と、具体的なものに変えて伝える方法を英会話テクニックとして習得することで、小学生でもスムーズな英会話が可能になります。
2ヶ月前はなかなか英語が出てこなかった彼女も、今では英検3級の面接レベルであれば楽にパスするレベルまで成長できました。
本人も英会話を楽しんで取り組んでくださっているので、これからも頑張ってもらいたいと思います。