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公立?私立?中高一貫?中学校の選び方


小学生のお子様を持つ保護者の方は中学校の進路について中学受験すべきか迷われることもあるかと思います。

今回は

①中高一貫校のメリットとデメリット

②中高一貫校に入る前に身に付けたいこと

について、私自身が中高一貫私立に通っていた経験を元にお伝えしたいと思います。


まず①中高一貫校のメリットとデメリットについて

【メリット】

(1) 中学校の勉強を前倒し、高校の勉強を中学生のうちに先取りできる

大学受験でハイレベルな大学を目指したい方にとっては、

自身のレベルに合わせて学校の授業がどんどん進んでいくことはとても大きな利点になります。

私が通っていた高校は高校3年間の勉強が高校2年の2学期で終わっていたため、

丸々1年間を受験のための発展問題や融合問題の対策にあてることができました。

(2) 勉強の意識が高い学生が多いため、意識の水準が高くなる

中学生高校生の時期は思春期ということもあり、同級生や周りの環境からの影響を受けやすい時期です。

難関大学を志望していてそれに向かって勉強している学生が多く在籍する学校では、

勉強の質に対する意識も高くなりやすいと感じます。

単語テストで80点を下回っているのがクラスで私一人だけだったときなどは必死に勉強しました(汗)

※各メリットは中学校ごとに差異があるかと思いますので、進路相談や学校見学の際に在籍生徒のご様子について尋ねてみることをお勧めします。

【デメリット】

(1) 中学校と高校で人間関係が継続するため、社会経験が少なくなりがち

高校受験をする場合、中学校と高校で環境が変わるため、新生活で新しい交友関係を築き直す必要があります。

中高一貫校では、中学校の友人関係が高校でも継続するため、その必要性に迫られることが比較的少ないです。

私自身もそうでしたし、私の同級生も大学で新生活になったときに新しい友人関係を構築するのに苦労している印象がありました。

ただし、高校から外部入学生

(2) 費用がかかる

私立の中高一貫校に通う場合、概算で月々5〜6万円程度の学費がかかります。

総額にすると大きな額ですが、それだけの費用がかかっていることをお子様が自覚し、

「将来恩返しするぞ!親孝行するぞ!」という気持ちで学業に励んでいただければ決して無駄にはならないと思います。

私の場合、中学、高校、大学、大学院と私立に通わせていただきました。

無駄にしないよう精一杯勉強したつもりでいます。

ですが、最近あまり実家に帰れていないので、たまには帰って親孝行を、、、と書きながら反省している次第ですw

上記のようなメリットとデメリットは私自身の経験で実感していることです。

中高一貫校には時間やお金のコストが多くかかります。

お父様からお母様から頂く貴重な機会を無駄にしないために、

小学生のうちに身に付けておいていただきたいことを3つ挙げます。

【中高一貫校に入る前に身に付けたいこと】

①勉強の楽しさを実感できること

勉強は本質的には楽しいものです。

多くの小学生がゲームを好みます。

この理由は、適度な達成感を得られるためです。

ゲームの場合、すべての人が程よい達成感を得られる工夫を開発者が仕込んでいます。

私は勉強もそうであるべきだと思っています。

解けるか解けないか、、、頑張って勉強したら解けるようになった!

こういった経験を小学生のうちから育ててゆくことで、

勉強の中にある楽しさを感じられる小学生に育って欲しいと思います。

②将来の夢や目標を持つこと

難関大学に合格することを目標として勉強することは、やる気を維持するためにも重要なことですが、

大学に入った後にどういう道に進んでいきたいのか、しっかりと夢や大学卒業後の目標をお持ちいただくことが重要です。

学校の勉強についていけない時や、進むべき方向・やるべきことに迷ったとき、

将来どうなりたいのかというイメージをしっかり持っている方だと、とてもスムーズに問題が解決します。

小学生だからまだ早いということはありませんし、将来変わってしまっても構いません。

今何をやりたいのか?しっかりとした夢や目標を持っていただけたら、ブレずに進んでいけると思います。

③自身の人生に責任感を持つこと

責任感を持つためには、自分で選ぶ自由が必要だと私は考えています。

私は指導している生徒の1週間に勉強する量や方法をご自身で選び、決めていただいた上で宿題をお渡ししています。

すると、本当に素晴らしいクオリティで仕上げてきてくださるんですね。

小学生であっても裁量権があるということは、とても重要です。

中高一貫校に進むべきかどうかも、お子様ご自身で選べるよう導いてあげることで、

6年間という時間を無駄にしない努力をしてくださると思います。

これらの条件が揃っていると、勉強のやる気を維持しやすくなります。

また、第三者が、お父さんお母さんが、お子様のためにどれだけ苦労し、

時間やお金をかけ、その子の将来が良くなるよう祈っているのか、ということをしっかり説明することも重要です。

ご親戚の方や、学校の先生、塾の先生などと協力し、周りの思いを自覚する機会を持ってもらうことも大切だと思います。

今回は私の経験を元に振り返って思ったことをお伝えしました。

皆様のお役に立つ情報をご提供できているかどうか、いささか不安なところもございますが、

もし役立てていただけることがあれば幸いです。

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