tokyogaigoschool
2016年6月24日3 分
今回は、定期試験の問題を分析し、勉強を着実に伸ばす方法についてご紹介します。
勉強をしても点数が上がる気がしない。どうすればいいのですか?
という質問を生徒からされることがあります。
こういう質問をしてくださる方には勉強のやる気がある方が多いのです。
やる気はある。
勉強もしている。
でも点数が思うように伸びない。
実はこの時点で定期試験の点数を伸ばすまでは、あと一歩のところまで来ています。
ではどのようにすれば、効果的に点数に直結する勉強ができるのか、私が学生の頃に実践していた方法をご紹介します。
定期試験の勉強に必要な教材はとてもたくさんあります。
例えば英語1教科の学校で配られる教材だけでも次のようなものがあります。
●教科書
●教科書付属のワーク
●文法の参考書
●文法のワーク
●ノート
●プリント
●単語帳
塾などで参考書を使っている場合は、さらに増えます。
これらをすべてやることは不可能ではないかもしれませんが、
他の科目の勉強を考えると得策ではないかもしれません。
効果的な勉強をするためには、前回の定期試験の問題がとても重要です。
定期試験の問題と教科書や問題集を見比べてみましょう。
同じ問題が出題されているか、少し変更されて出題されている箇所が見つかるかと思います。
定期試験の問題は配られた教材から出題される
通常は定期試験の問題の50~80%はすでに配られている教材から出題されます。
英語の場合、英語力を測るだけであれば全く初めて見る問題のほうが良いのです。
私自身が大学で期末試験を作っていたときに感じたのですが、
授業を受けてもテストに関係ないならいいやー、と思われてしまうのが教員としては怖いんですね。
そのため、授業の内容や配った教材から出題したほうが、学生の授業のモチベーションは上がり
学力向上という意味でも授業の内容から出題することが好ましいと考えます。
結果として、授業にしっかり取り組んで、学校で配られた教材をしっかり勉強した生徒が高い点を取れるようなテストを作ることになります。
問題は、たくさんある教材のうち、どの教材からどのぐらいの量をテストとして出題するか。
ここに学校の先生の意図があるのです。
■単語が多めで、語彙力を重視する先生。
■文法のワークから多く出題し、文法力を重視する先生。
■英作文の問題が多く、スピーキング力を重視する先生。
■教科書の内容理解の問題が多く、読解力を重視する先生。
(残念ながらリスニング力を重視する先生には、出会ったことが今のところありません。)
担当の先生の定期試験は、先生からのお手紙です。
試験問題には、先生が生徒をどういう風に成長させたいか、というメッセージが書かれています。
先生の意向を理解し、それに沿った勉強をすることで点数は着実に伸ばしていくことができます。